Golf7の目玉の機能として、1400cc(TSIハイライン)には、アクティブシリンダーマネージメント(ACT)が備わっています。このシステムは回転数1400~4000rpmの範囲で、必要トルクが85Nm以下の時に2気筒を休止させ、燃費向上に役立っています。試乗する前の感覚としてエンジンが2気筒走行中に止まるというのはどうのようなんだろうか?と思っていましたが、実際はよほど注意しないと気づきません。

試乗コースでは、平坦路でわずかでも下っていると即座に2気筒に変わっていますし、加速時もじわっとアクセルを踏むと2気筒のまま加速していきます。1200ccとは価格差が30万円ありますが、ここは無理してでもTSIハイラインの方が装備を含め買いでしょう。

試乗車にはオプションのDCC(可変ダンパー)が付いており、試しましたが短い時間では硬さが変わることは分かりましたが、それ以上は分かりませんでした。現在の6代目GTIを購入時にDCCを付けるか悩みましたが、以前の国産車で可変ダンパーに変えていましたが一度セッティングをすると変えることが無かった経験から付けていません。DCCはオプションで147,000円しますが。これにはバイキセノンヘッドライト(105,000円)も含まれた価格ですから、DCCだけで42,000円と考えるとリーズナブルには思えます。これは個人の好みで選ぶと良いと思います。

また、走行中の静かさは圧倒しています、もちろんレクサスと比べると静かではないですが、この価格帯では申し分ありません。ドイツでは高速走行が多い分このあたりはしっかりとした車作りがされている印象を受けました。

TSIハイラインの出来栄えが予想以上でしたので、秋に登場するGTIは期待できそうです。

 

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