欧州製高級タイヤは何が凄いのか?
ゴルフ7 GTI 純正タイヤはブリジストンのポテンザが装着されていました。時期によっては他メーカーも装着されています。まだまだタイヤのスリップラインには余裕がありますので、交換することは無いですが、ヨーロッパではミシュランやコンチネンタルの欧州製高級タイヤが選ばれる傾向にあります。
これらは日本製のBS製やダンロップ製とどう違うのでしょうか?また、現在はそれ以外に安価な海外製タイヤが非常に流行しています。これは、アジアンタイヤメーカーを含む多くのメーカーのタイヤ性能・品質が一昔前より向上していきている為です。日本の公道を走る場合、コストパフォーマンスに優れていると感じている人も多いのではないでしょうか?
欧州ではクルマ1台で国境を超えることも珍しくありません。アウトバーンのようなハイスピードな高速道路から舗装状態が悪い道まで、路面状況がガラッと変わる場合も多いです。タフな性能が求められる欧州の使用環境が、タイヤ性能に影響しているとも言えるでしょう。
アウトバーンでは200km/h~でも吸い付く様な性能で、下道でも使えるオールマイティな性能が求められます。高価なタイヤというイメージがあるミシュランやコンチネンタル等の欧州メーカーは、そのような走行シーンを目安に高品質なタイヤを作り続けています。
しかし、国産メーカーの高級タイヤと単純比較が難しい部分もあります。まず欧州と日本では、気候などの使用環境の違いが大きくなります。夏は高温多湿で、冬は雪が降る。このような激しい気候変化の中で使われるので、日本製タイヤは耐候性能に関しては非常に力を入れているのです。ブリジストンは独自の特許技術を使い、時間経過による性能低下を防ぐ工夫を行っています。
欧州を高速・長距離で走り回る欧州タイヤを日本で使用した場合、ライフを迎える前に劣化してしまうことも…。人それぞれの「使い方の違い」によって海外製タイヤのメリットの感じ方は異なるのではないでしょうか?
海外製高級タイヤは高いイメージがありますが、使用する環境によって強い恩恵を感じている人が多いのも事実です。長距離の移動などが多い方は、一度試してみてはいかがでしょうか?
ただし、コンチネンタル製のタイヤは交換時に日本では取り扱っているショップが少なく、高価なのが現状です。(完全な輸入品の為)。選択肢としては、ミシュランのハイエンドモデル、ピレリのP-ZEROシリーズなんかあります。
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