駐車禁止で黄色いステッカーを貼られたら真面目に警察署に出頭しない方が良い理由
ある日、愛車に戻るとフロントガラスに黄色い駐車違反ステッカー(確認標章)がベタッ…
慌てて警察署に出頭しようと考える方も多いと思いますが、実は少し待ったほうがいいケースがあるのをご存知でしょうか?
この記事では、黄色いステッカーを貼られた時の対応方法・出頭すべきか迷った時の判断基準・放置するとどうなるのか?について体験談も交えてわかりやすく解説します。
黄色いステッカーの正体は?
黄色いステッカーの正式名称は「確認標章」と呼ばれます。
- 放置車両確認事務で警察・駐車監視員が貼付
- 違反日・時間・車両情報が記載
- この時点ではまだ反則金納付義務は未発生
実は、貼られた段階ではまだ正式な処分は決まっていません。
すぐ警察署に出頭しない方が良い理由
① 所有者=違反者とは限らない
駐車違反は「使用者責任」と「運転者責任」があり、誰が停めたかにより手続きが変わります。
出頭して「自分が運転していた」と認めると反則金と点数が即決定します。
② 出頭義務はそもそもない
黄色ステッカーには「連絡してください」と書いてありますが、実は出頭の法的義務はありません。
義務ではなく「任意の申告」です。
③ 所有者通知が後から届く
出頭しなければ約2週間〜1ヶ月後に車両所有者宛に放置違反金納付通知書が届きます。
この場合、点数の付加はなく、反則金ではなく放置違反金(ほぼ同額)を納付するだけで処理終了します。
【比較表】出頭した場合 vs 出頭しなかった場合
項目 | 出頭する | 出頭しない |
---|---|---|
罰則種別 | 反則金制度(行政処分) | 放置違反金制度(使用者責任) |
違反点数 | 2点加算 | 加算なし |
納付金額 | 約10,000〜18,000円 | 同額前後 |
手続き負担 | 警察署へ出頭必要 | 自宅で納付可能 |
実は出頭しない方が処分が軽く済むのです。
放置するとどうなる?
放置違反金納付書が届いた後も無視して放置すると:
- 督促 → 延滞金加算
- 差押・財産執行の可能性
- 車検時に強制的に徴収される
違反金そのものは逃れられません。
通知が届いたら速やかに納付しましょう。
注意:会社名義・リース車・法人契約は別対応
- 会社管理の車は社内規定により出頭を求められるケースあり
- リース車はリース会社名義宛に通知が届く
- 会社・法人契約では点数管理を優先して出頭する選択肢もある
個人名義とは微妙に事情が異なります。
警察署が「出頭してください」と言う理由
警察は本来「運転者責任」を優先して処理したいため、電話を入れると出頭を勧めてきます。
ただし、任意なので断っても罰則はありません。
真面目すぎる人が損をする制度?
駐車違反の現制度は「自己申告した人ほどペナルティが重くなる」という矛盾があります。
- 出頭 → 点数+反則金
- 無出頭 → 点数なし+放置違反金のみ
制度上の抜け道ではなく、現行制度の運用がこうなっているのが実態です。
知人の実体験:出頭せずに処理完了した流れ
- 黄色ステッカーを貼られる
- 出頭せず待機
- 約3週間後に放置違反金納付通知が届く
- コンビニで納付 → 処理完了(点数加算なし)
- 翌年の車検も問題なく通過
以降、同じように対応する知人も増えました。
まとめ:冷静に対応すれば出頭不要なケースも多い
- 黄色ステッカーは出頭義務なし
- 自己申告すれば点数加算リスク
- 放置違反金通知を待って納付すれば処理完了
- 法人名義や社用車は例外ケースに注意
- 迷ったら無理に出頭せず静観が安全策
必要以上に焦らず、制度を理解した上で落ち着いて対応することが大切です!

