フォルクスワーゲンポロ RラインのフロントブレーキパッドをDixcel Mタイプに交換した理由とその効果

ブレーキパッド

フォルクスワーゲンポロ Rラインは、そのコンパクトなボディに高い走行性能を持ち、日常使いにおいても十分な安定感と快適性を提供してくれる車です。

しかし、ヨーロッパ車特有のブレーキダスト問題は、多くのオーナーにとって悩みの種となっています。特に、ホイールが汚れやすく、洗車を頻繁に行う必要がある点が不便だと感じている方も多いでしょう。そこで、私は思い切ってフォルクスワーゲンポロ RラインのフロントブレーキパッドをDixcelのMタイプに交換しました。

今回の記事では、ブレーキパッド交換の詳細とその理由、Dixcel Mタイプの特長、実際に交換後に感じた効果などをご紹介します。

1. なぜブレーキパッドを交換したのか

ブレーキパッドは車の走行性能に大きな影響を与える部品ですが、交換時期に関しては少し複雑な問題があります。純正のブレーキパッドは、特に欧州車の場合、ブレーキダストが多く、ホイールが汚れることがよくあります。ポロRラインも例外ではなく、特に街乗りではブレーキダストが目立ち、ホイールをきれいに保つのが難しいという問題がありました。

ブレーキダストが多い原因は、欧州車が通常、パッド材に高い摩擦力を持つものを使用しているからです。この高摩擦力が、走行性能や急制動時の効きを確保する一方で、ダストの量も増えてしまうのです。特にポロRラインのようにダイナミックな走行を楽しむための車では、ブレーキパッドが頻繁に高温になり、ダストが発生しやすくなります。

そこで、私は街乗り用に特化したブレーキパッドの交換を決意しました。DixcelのMタイプは、特にブレーキダストを抑える性能に優れていると評判で、ホイールが汚れにくいという点に大きな魅力を感じたのです。

2. Dixcel Mタイプとは?

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Dixcel(ディクセル)は、日本のブレーキパッドメーカーで、高性能なブレーキパッドを製造しています。DixcelのMタイプは、主に街乗り用に設計されたブレーキパッドで、特に「ダスト超低減」に優れた特徴を持っています。欧州車特有の問題であるブレーキダストを最小限に抑えつつ、安定した制動力を提供することが求められるため、Dixcelはその技術を徹底的に追求しました。

Dixcel Mタイプのブレーキパッドは、一般的なブレーキパッドに比べてダストの発生量を大幅に減少させることができます。これにより、ホイールが汚れにくく、洗車の手間を軽減することができます。また、Mタイプは「ビルドアップ型の制動力特性」を持っており、踏み込む力に応じて効きが増すため、急激な効き方をしないのが特徴です。これにより、制動時に不安定な挙動を避けることができ、車内の同乗者が酔いにくくなるというメリットもあります。

さらに、Dixcel Mタイプは街乗りの使用に最適化されており、日常的な走行において高い安定性を確保しています。特に長距離の通勤や市街地走行など、ブレーキを頻繁に使う場面でも、ストレスなく走行できることがポイントです。

3. 純正パッドとの比較

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交換前の純正ブレーキパッドは、予想以上に減っていないことが確認できました。ポロRラインの純正パッドは、一般的に耐久性が高く、スポーティな走行にも十分耐えることができますが、その一方でダストが多く、特にホイールの掃除が面倒でした。

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交換したDixcel Mタイプのブレーキパッドは、色がゴールドで目を引きます。純正と比べると、視覚的にもかなりインパクトがありますが、これはあくまでデザインの一環で、機能面にも多くの優れた特性があります。ゴールドのカラーリングは、Dixcelが提供する高性能なパッドの象徴とも言えるもので、見た目のアクセントとしても楽しめます。

4. Dixcel Mタイプを選んだ理由

Dixcel Mタイプを選んだ理由は主に2つあります。一つは、圧倒的な評判の良さです。多くの車オーナーから「ホイールの汚れが減った」「制動力のバランスが良い」などと高く評価されている点が魅力的でした。特に、街乗り用のパッドとしての性能に特化しているため、日常的な使用において最も適していると感じました。

もう一つは、Dixcelがディーラーでも取り扱っている製品であり、信頼性が高いという点です。純正パーツとはいかないまでも、ディーラーが推奨するアフターマーケットパーツを選ぶことで、品質や耐久性の面でも安心感が得られるというメリットがあります。

5. 実際の交換作業とインプレッション

交換作業自体は、専門の整備工場に依頼しました。作業時間は約1時間ほどで、非常にスムーズに終わりました。交換後、最初に感じたのは、ブレーキの「効き方」の違いでした。Dixcel Mタイプは、ビルドアップ型という特性を持っており、踏み込んだ分だけ効きが強くなります。このため、急激な効きではなく、踏力に応じて自然に制動力が増す感覚がとても気に入りました。日常の街乗りでは、非常に穏やかな効き具合で、急ブレーキを踏んでも車内が揺れることなく、同乗者にも優しい印象を与えることができます。

ホイールの汚れについても、交換後すぐにその効果を実感しました。普段からポロRラインを街乗りメインで使用しているのですが、Dixcel Mタイプに交換してからは、ホイールの汚れが明らかに減少しました。ブレーキダストが抑えられたおかげで、洗車の頻度が減り、手間も大幅に軽減されました。

6. まとめ

フォルクスワーゲンポロ RラインのフロントブレーキパッドをDixcel Mタイプに交換した結果、ブレーキダストの低減と、街乗りにおける快適な制動力を実現することができます。特にホイールの汚れに悩んでいる方には、Dixcel Mタイプは非常におすすめです。また、ビルドアップ型の制動特性により、同乗者に優しく、ドライバーにも安心感を与えてくれるため、日常使いにおいて非常にバランスの取れた選択肢と言えるでしょう。

Dixcel Mタイプは、信頼性と高性能を兼ね備えた優れた製品であり、街乗りを中心に使用するポロRラインに最適なブレーキパッドでした。交換後の走行感覚も非常に良好で、今後も長く使い続けたいと思わせる品質です。ブレーキパッドの交換を検討している方には、ぜひ一度Dixcel Mタイプを試してみることをおすすめします。

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