いよいよお盆シーズンが到来。普段は車に乗らない方でも、帰省や旅行などで長距離ドライブを計画している人も多いのではないでしょうか。しかし、お盆休みの渋滞や酷暑に加え、車のトラブルが楽しい予定を台無しにすることも……。
特にJAFの統計によると、お盆期間中に発生する車のトラブルで最も多いのは「バッテリー上がり」と「タイヤのパンク・バースト」。これらはちょっとした事前点検で予防できるにもかかわらず、意外と見落とされがちです。
この記事では、バッテリーとタイヤの簡単なセルフチェック方法、そして意外と知られていない「お盆期間中の高速料金のETC割引除外」についても詳しく解説します。安全で快適な帰省を実現するために、ぜひチェックしておきましょう!
JAF出動の2大原因は「バッテリー」と「タイヤ」
JAFのデータによれば、お盆期間中の出動理由の第1位は「バッテリー上がり」、第2位が「タイヤのトラブル」です。どちらも日常点検で防げるにもかかわらず、油断しやすいポイントです。
なぜバッテリーが上がる?
夏はエアコンやナビ、スマホ充電などで電力の消費量が増える時期。さらに、普段あまり乗らない車はバッテリーの充電が不足しがちで、いざ出発というときにエンジンがかからない……という事態も。
タイヤのトラブルも急増
高速道路でタイヤがバーストする事故も少なくありません。特に、摩耗やひび割れ、空気圧不足があると、熱を持ちやすくなりパンクや破裂の原因に。
【自分でできる】バッテリー点検のポイント
- エンジン始動時にキュルキュル音が長い: バッテリー劣化のサイン
- バッテリー液の量と色: 液量が少ない/色が濁っていると要注意
- バッテリー端子の腐食: 白い粉状のものがついていれば清掃が必要
心配な方は、ガソリンスタンドやカー用品店で無料点検をしてもらうのがおすすめです。
【見落とし注意】タイヤ点検のポイント
- 空気圧: 長距離前には規定値より+10〜20kPaほど高めに
- ひび割れ: ゴムが劣化している場合は即交換を検討
- 溝の深さ: スリップサインが出ていたら法令違反。即交換!
- スペアタイヤの有無: 最近の車には搭載されていないことも。パンク修理剤の有効期限も要確認
お盆の高速道路は「ETC割引対象外」になる?
もう一つ、見落としがちなのが「お盆期間の高速道路料金」。実はこの期間、ETC休日割引の対象外となるケースがあります。
特に、土日でもお盆期間(例:8月9日〜17日など)に該当する日は割引が適用されません。これは渋滞緩和を目的とした特例措置で、毎年発表されるETC休日割引カレンダーを要チェックです。
旅行や帰省にかかる高速料金が思ったより高かった、ということを避けるためにも、NEXCO東日本・中日本・西日本の公式サイトで事前確認をおすすめします。
高速道路を快適に走るための準備
- ETCカードの有効期限: 期限切れに注意
- 交通情報アプリの活用: 渋滞情報や休憩ポイントを事前に把握
- こまめな休憩計画: 熱中症対策として、SA・PAでの休憩を意識的に
家族ドライブを楽しむために
車内の温度が高くなる夏場は、チャイルドシートの熱さやエアコンの効き具合にも配慮が必要です。走り出す前にエアコンを数分間作動させておく、日除けシェードを活用するなど、乗車前の工夫が快適性を大きく左右します。
まとめ|安全運転と事前準備で楽しいお盆を
お盆の帰省や旅行を安全・快適に楽しむためには、車の状態チェックがなによりも重要です。
- バッテリーやタイヤはJAF出動の主な原因
- 点検は自分でもできる!不安なら専門店でチェック
- お盆期間の高速料金は割引対象外になるので注意
ほんの少しの手間で、数万円の出費や時間のロス、そして大切な人との楽しい時間を守ることができます。今すぐできる対策で、安心のドライブを!

