【2025年最新版】車の査定額を下げるNG行動10選|知らずにやりがちな習慣を徹底解説

【2025年最新版】車の査定額を下げるNG行動10選|知らずにやりがちな習慣を徹底解説

こんにちは!今回は中古車の査定額が下がる「やりがちNG行動」を、2025年の相場感も踏まえて分かりやすく解説します。
「きれいに乗ってきたのに思ったより安い…」――その原因、実は当日の準備不足や書類の欠品、ちょっとした習慣に潜んでいるかもしれません。
この記事ではNG行動10選と正しい対処法、さらに査定前1週間・前日・当日のチェックリストまでまとめてお届け。これを読んでから売れば、査定額はまだ伸ばせます!


まず前提:査定額は「相場 × 個体評価 × 交渉力」で決まる

査定額は大きく①市場相場(時期・人気)②個体の状態(内外装・機関・記録)③あなたの交渉・比較の仕方で決まります。
時期は変えられないとしても、個体評価と交渉は事前準備で確実に改善可能。以下のNGを避け、プラス査定の根拠を積み上げていきましょう。


車の査定額を下げるNG行動10選

NG1.書類や付属品の欠品を放置する

スペアキー・取扱説明書・整備手帳(点検記録簿)・ナビ/ドラレコの取説や化粧箱・純正パーツ(ホイール/オーディオ/エンブレム)などが欠けていると、次のオーナーへ渡しにくい=販売難度↑で減額されがち。
対処:家の引き出し・ガレージ・トランクを総ざらい。後付けパーツは「純正戻し+社外品は別売り」が高くつく場合も多いです。

NG2.洗車・室内清掃を「当日」だけで済ませる

当日バタバタの水滴残りや、拭き傷(スクラッチマーク)が逆効果になることも。におい(タバコ・ペット)も前日消臭では染み付きを消し切れない
対処:査定1週間前に洗車+鉄粉除去+簡易コーティング。室内はペット毛・灰皿・エアコンのフィルターまで。においは早めにオゾン脱臭 or 活性炭で。

NG3.「ちょっとだけ」と軽整備を後回しにする

警告灯(チェックランプ)・ワイパー劣化・球切れ・バッテリー弱り・タイヤ片減り…こうしたスモール不具合の積み上げは“印象点”が一気にマイナス
対処:法定灯火の点検、ワイパーゴム交換、タイヤ空気圧調整、簡易コードスキャン(OBD2)でエラー消し/原因特定。
ただし高額修理(AT/DSG/ハイブリッド系など)は、費用対効果を見て未修理で現状申告+複数社比較の方が高く売れることも。

NG4.「見た目改善」のつもりで素人補修をする

タッチアップ厚塗り・コンパウンドのムラ・PDR(デント)失敗などはプロ目には即バレして評価ダウン。
対処:軽い線キズはプロの簡易磨きの方がコスパ良好。板金レベルなら無理せず現状で正直申告。事故歴/修復歴の隠蔽は厳禁(減額どころか取引不可も)。

NG5.履き潰したタイヤで査定に出す

残溝2mm以下・製造から6年以上のヒビ割れタイヤは確実に減額。ただし、直前で新品4本投入は損になりがち。
対処:売却時期が見えたら、「中古良品 or セール良品」で見栄えと安全性を確保。スタッドレスは山と年式が命。劣化していれば外して別売りの方が良い場合も。

NG6.違法/車検非対応の改造をそのまま出す

極端なローダウン、爆音マフラー、スモーク過多、カラーバルブ、灯火類の保安不適合は販売リスク=減額
対処:純正戻しが基本。カスタム車は専門店や同好の士へパーツ別売り+本体はノーマル戻しの二段構えが堅実。

NG7.走行距離や履歴の「ごまかし」を試みる

メーター不正は当然NG。整備記録/車検履歴/OBDログで辻褄が合わなければ大幅減額 or 取引中止
対処:嘘をつくより使用実態を正直に説明した方が結果的に高く売れます。過走行でも整備歴がしっかりしていれば評価は上がります。

NG8.相場を調べず「1社だけ」で即決する

同条件でも3〜10万円以上の差が普通に出ます。1社目が高いこともあれば、3社目で一気に跳ねることも。
対処:同日同時刻 or 24時間以内に複数社査定をぶつけるのが基本戦術。ディーラー下取りと買取店、両方を必ず比較。

NG9.「雨の日」「夜間」に査定を受ける

雨や夜は傷・凹み・色ムラが見えにくい=有利…ではありません。
実際は業者側が保守的に評価するため“見えないリスク”分だけ控えめ査定になりがち。
対処:基本は晴れ・日中。どうしても雨なら屋根付き明所で、可能なら翌日再見積りも打診。

NG10.交渉の順番を誤る(下取り→即決・残債説明不足)

新車商談で「下取り額込みの値引き」にされると高いのか安いのか不透明に。残債(ローン)やリースも出口設計を伝えないと条件が歪みます。
対処:先に買取相場を確定→ディーラー下取りとぶつける。残債は「一括清算 or 残債引継ぎ」など出口を明確に。


査定で“加点”されやすいポイント

  • 点検記録簿(ディーラー/認証工場)完備:整備の一貫性は強い説得材料
  • 禁煙車:ヤニ汚れ・臭い・天井の黄ばみなしは評価UP
  • 内外装の清潔感:荷室・シート下までクリーニング済み
  • コーティング履歴:洗車キズの少なさが写真映え=販売力UP
  • 純正戻し+付属品完備:次オーナーが「すぐ乗れる」状態
  • ワンオーナー/使用実態が明確:信頼感につながる

よくある“迷いどころ”の費用対効果を整理

迷いポイント やる場合 やらない場合 結論の目安
キズ・ヘコミの軽板金 2〜5万円 −1〜3万円減額のことが多い 小キズは未修理でOK。広範囲は見積と差額次第
タイヤ4本新品投入 5〜15万円 −2〜5万円の減額 原則NG。山がある中古良品へ履き替えは有効
プロ内装クリーニング 1〜3万円 におい・シミで−1〜3万円 ニオイ/シミが重症ならやる価値大
ドラレコ/レーダー残す +0〜1万円評価(機種次第) 別売りで1〜3万円 基本は外して別売り。配線穴は美観に注意

査定日までの段取り「ロードマップ」

7〜3日前:土台づくり

  • 相場チェック(同年式/類似走行の販売価格・オークション動向)
  • 書類・付属品の一式を集める(下記チェックリスト参照)
  • 洗車+鉄粉除去+ガラスと内窓の清掃、簡易コーティング
  • 室内のにおい対策を開始(換気・脱臭剤・エアコンフィルター)
  • 軽整備:球切れ/ワイパー/ウォッシャー液/タイヤ空気圧/OBDエラー確認

2〜1日前:見せ場づくり

  • 荷室・シート下の荷物を完全撤去( “生活臭”を消す)
  • 外装は水アカ/ピッチタールを落とす(バンパー下も)
  • 写真映えを意識して、ホイール・タイヤの艶を整える
  • 査定は晴れ・日中に合わせてブッキング(難しいときは明所)

当日:交渉シナリオ

  • 「今日は複数社で比較しています」を冒頭で宣言
  • 加点材料(禁煙・ワンオーナー・整備履歴・純正戻し・付属品完備)を箇条書きで提示
  • 希望額は根拠とレンジで提示(例:ネット相場◯◯万円〜◯◯万円、状態加味で◯◯万円希望)
  • 即決特典はあと出しで引き出す(1社目では決めない)

必要書類・付属品チェックリスト(保存用)

  • 自動車検査証(車検証)・自賠責保険証明書
  • 点検記録簿・取扱説明書(車・ナビ・ドラレコ)
  • スペアキー(スマートキー含む)・ロックナットアダプター
  • 純正ホイール/オーディオ/シフトノブ/エンブレム等の純正戻しパーツ
  • メンテ履歴・領収書(消耗品交換の記録、タイヤ/バッテリー年式)
  • ETCセットアップ証明(あるとスムーズ)
  • リコール/サービスキャンペーン対応履歴

季節・市場タイミングを使いこなす

  • SUV・4WD・スタッドレス付:秋〜冬直前が強い
  • ミニバン・ファミリーカー:春の新生活需要がピーク
  • オープン/スポーツ:春〜初夏で写真映えUP
  • モデルチェンジの噂が出たら:旧型の下落前に早めに動く

ディーラー下取り vs 買取専門店 vs 個人売買

方法 メリット デメリット 向いている人
ディーラー下取り 手続きが早い・新車値引きとセットで楽 相場より低い傾向・金額の透明性に欠ける 手間を最小にしたい・短納期
買取専門店 相見積りで高額が狙える・現金化が早い 営業圧が強い場合あり・調整が必要 相場を取りに行きたい・交渉が苦でない
個人売買 最も高値の可能性・ニッチ需要も拾える 手続き負担・トラブルリスク 時間と段取りに自信・希少車/カスタム車

“禁断のテク”に見えて実は正攻法:写真と情報の出し方

ネット掲載や事前申告で、「ダメな点を先に開示」+「良い点を根拠付きで提示」は意外と効きます。
例:ホイール小傷あり(写真3枚添付)/禁煙・点検記録簿◯冊・純正戻し可・下回り防錆施工済み――誠実な開示=安心材料になって、結果的に高値を引き出せることが多いです。


交渉テンプレ(そのまま使える台本)

「本日は複数社で同日査定しています。禁煙・ワンオーナー、点検記録はディーラーで◯回、純正戻し部品も全て保管しています。
ネット相場は同年式・同走行で◯◯〜◯◯万円。内外装の状態を踏まえ、今日は◯◯万円以上で決めたいです。
即日引き渡し可。もしご提示が近ければ最終の一社として検討します。」

ポイントは根拠・レンジ・締め条件の3点セット。数字に裏付けがあれば、営業さんも上申しやすくなります。


最後に:短時間でおさらい「3つの勝ち筋」

  1. 車を整える:書類・付属品完備、軽整備、内外装クリンネス、におい対策
  2. 場を整える:晴れ・日中、複数同時査定、交渉台本、あと出し即決特典
  3. 相場を整える:市場・季節・モデルチェンジのタイミングを読む

まとめ|「知らなかった」をなくすだけで査定額は上がる

査定額が伸びない理由の多くは、準備不足と伝え方にあります。
10のNG行動を避け、チェックリストに沿って整え、根拠ある交渉をすれば、同じ車でも数万円〜十数万円は普通に変わる世界です。
2025年の今こそ、賢く、気持ちよく、納得のいく価格で手放しましょう!


※本記事は2025年時点の一般的な相場・実務感に基づくガイドです。実際の査定額は地域・時期・在庫・車両状態・需要により変動します。複数社で比較のうえ、ご自身の条件に最適な方法をお選びください。

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