8月からタイヤが2年ぶりの値上げ、なぜこの時期に?
国内タイヤメーカーが市販用タイヤの出荷価格を8月から平均して約3%値上げした。10月からは消費税が10%に増税されダブルパンチになるのになぜこの時期に?
2年前には原材料価格の上昇による要因で値上げしているが、今回は流コストの増加が引き金になっての値上げ。たまたま増税のタイミングに重なってしまったようだ。
この値上げはメーカー出荷価格、店頭販売価格はいつ頃になるかはお店によるところが大きいですが、オートバックスは10月からとアナウンスされています。増税も加わり値上げ前に買いたいところかな。
国内メーカーのプレスリリース
株式会社ブリヂストンは、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格の値上げを決定致しました。近年、人手不足等を背景に物流関連費が高騰しており、今後もこの傾向が継続すると予測しております。
これに対し、当社は物流効率化などのコスト削減の企業努力を行ってまいりましたが、企業努力のみでこれを吸収することは困難な状況であると判断し、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を値上げすることを決定したものです。
今回のメーカー出荷価格改定の詳細は以下の通りです。
1. 対象商品 国内市販用タイヤ
2. 値上げ率(平均) 乗用車・バン用タイヤ(夏/冬) 3%
小型トラック・バス用タイヤ(夏/冬) 3%
トラック・バス用タイヤ(夏/冬) 3%
建設・鉱山車両用タイヤ(夏/冬) 3%
産業車両用タイヤ(夏/冬) 3%
二輪自動車用タイヤ 3%
3. 値上げ時期 2019年8月1日(木)
住友ゴム工業(株)は、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を以下の通り改定します。
近年の人手不足等を背景に物流費が高騰しており、今後もこの傾向が続くと予測しております。これに対して、当社は物流効率化などのコスト削減の企業努力を行ってまいりましたが、企業努力のみでこれを吸収することは困難であると判断し、国内市販用タイヤのメーカー出荷価格の改定を決定しました。
1. 対象商品 : 国内市販用タイヤ
2. 実施時期 : 2019年8月1日
3. 値上げ率(平均) : 3%
対象商品 値上げ率(平均)乗用車・バン用タイヤ(夏/冬用) 3%
小型トラック用タイヤ(夏/冬用) 3%
トラック・バス用タイヤ(夏/冬用) 3%
建設車両用タイヤ(夏/冬用) 3%
産業車両用タイヤ(夏/冬用) 3%
二輪車用タイヤ(夏/冬用) 3%
横浜ゴム(株)は2019年8月1日から国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を下記の通り改定します。近年、人手不足などを背景に物流関連費等が高騰しており、今後もこの傾向が継続すると予測しております。
これに対し、当社は物流効率化などコスト削減の努力を継続してまいりましたが、企業努力だけではこれを吸収することは困難であると考え、今回値上げすることを決定しました。
<記>
■対象商品
国内市販用タイヤ■実施時期
2019年8月1日■値上げ率(平均)
・乗用車・バン用タイヤ(夏、冬):3.0%
・小型トラック・バス用タイヤ(夏、冬):3.0%
・トラック・バス用タイヤ(夏、冬):3.0%
・建設・鉱山車両用タイヤ(夏、冬):3.0%
・産業車両用タイヤ(夏、冬):3.0%
今回の値上げは国内メーカーだが、海外大手タイヤメーカーのグッドイヤーは値上げは未定としているが、物流コストを企業努力で吸収できるか?値上げの可能性も捨てきれず。
ゴルフやポロなどは海外タイヤーメーカー製が純正で使用されていることが多く、同じブランドを使いたい人は、値上げ&増税前の8月、9月、がチャンスではないでしょうか?
海外メーカーの値上げのタイミングは?
ピレリ ジャパンは国内市販タイヤを同年9月1日に値上げすると発表した。
価格改定の対象となるのは、乗用車用の国内市販タイヤ(夏用、冬用とも)。平均3%の値上げが予定されている。日本ミシュランタイヤも国内市販用タイヤの価格引き上げを発表した。
値上げ幅は、乗用車・ライトトラック用、トラック・バス用、建設・鉱山・産業車両用が3%(夏冬とも)。二輪用はスクーター用タイヤ、パイロットストリートシリーズ、M35が4%、その他は3%。
値上げ開始時期は二輪スクーター用タイヤ、パイロットストリートシリーズ、M35が7月1日、トラック・バス用、建設・鉱山・産業車両用が8月1日、乗用車・ライトトラック用および二輪用(7月1日値上げ対象商品を除く)が9月1日。
グッドイヤーは、8月3日現在では、値上げのアナウンスはありません。
あなたのタイヤは交換時期ではないですか?
タイヤの交換時期はスリップラインが見えたら、と言われますが、普段乗らない人は減りが遅く”まだまだ”なんて思っていませんか?タイヤの原材料はゴムなので劣化していたらスリップラインが見えていなくても交換した方が良いと思われます。
今年に入って、タイヤの2014年問題なるものが記事に出ています。「2019年のゴールデンウィーク以降、2014年からタイヤを換えていないクルマのバーストが多発している」と。理由は、おそらく近年の猛暑などの影響もあり、タイヤの劣化が予想以上に進んだのでは?との推測です。
夏場はタイヤに厳しい季節ですから、日頃タイヤを点検しない人は、お店で見てもらいましょう。バーストしたらしゃれになりませんよ。
年々タイヤのパンクトラブルが増えている理由とは?
「セルフスタンドの普及などで空気圧チェックの回数が減っている」事ではないでしょうか?有人のスタンドであれば、店員さんがタイヤの空気圧をチェックしてもらえていたのが、これが無くなった。セルフスタンドでも空気圧は自分自身でチェックできるけどやる人は少ない。
今までなら事前に防げていたことが防げない・・・パンクやバーストする。。。私も先日ゴルフがパンクしました。日頃から空気圧はチェックしているため、ゴルフの空気圧警告灯が点灯した時は「まじか」と思いました。
案の定釘が刺さっていました。最近は空気圧警告灯が付いてる車が増えてきましたが、空気がほぼ無い状態になって点灯する車種もありますので、警告灯があるから大丈夫!とは言えません。日頃のチェックが重要です。ちなみにゴルフの警告灯のタイミングは見た目では減っている感じではなかったですが、バッチリでした。
後付けの空気圧センサーがある
最近になって後付けのタイヤ空気圧センサーが各社から発売されています。↑ TPMS:Tire Pressure Monitoring System(タイヤ・プレッシャー・モニタリング・システム )※クリックすると、Amazonの最新空気圧センサーのページにいきます。
ホイールにセンサーを取り付け、モニターでセンサーからの信号を受信して空気圧を表示します。空気圧や温度の異常を検知するとアラーム音と表示の点滅で知らせてくれるので、便利です。
アメリカで最初に義務化され、2012年では欧州も同様に義務化が決定されています。日本では義務化が遅れていますが、近い将来同じように法整備が進む可能性もあります。
タイヤは増税前の9月がお買い得に!
まあ、いろいろあってタイヤの購入を考えている人、これからの時期はスタッドレスタイヤの購入を検討している人も多いでしょう。スタッドレスタイヤも夏タイヤ同様に劣化します。
スタッドレスタイヤの新品を価格優先で買いたい!
上の写真はダンロップの”WINTER MAXX 01”の新品だけど、最新モデルはWINTER MAXX 02 で、旧タイプになります。旧タイプのスタッドレスタイヤは安く買えますので、安く買いたい人には中古品を探すよりは良いでしょう。
製造してから時間が経過しているからゴムの劣化が気になるのは確かですが、そこは割り切ってしまうことも大切です。私も旧タイプの新品スタッドレスタイヤを履いていますが、豪雪地域ではなく、時々雪が積もる程度ですので今までの問題になったことはありません。
スタッドレスタイヤの販売は北海道など雪の多い地方では9月頃から種類も揃って販売開始になりますが、本州では例年10月頃から販売がスタート、今年は増税が関係してくるので9月に前倒しになる可能性がありますが、近所のタイヤショップをヒアリングした限りでは未定のところが多かった。買い替え予定のある人は。お店で相談し増税前の9月に買うとお得です。
今回の値上げ要素は”物流費の増加”。しかし、2017年の値上げは”原料であるゴム価格が値上がり”でした。つまり、今後原材料費が上がれば価格にもアップします。色々な要素の影響を受けるので、今年やめて来年・・・って人は今年の方が無難ではないでしょうか?