「搭乗者保険」は使っても等級ダウン&保険料アップはなかった!

搭乗者保険

自動車保険は出来れば使いたくない。万が一、事故に遭ってクルマも人もダメージが小さいときなど、保険の等級ダウン(=翌年からの保険料アップ)を考えると、「自腹を切ったほうがいいのでは……」と保険金の請求を躊躇してしまう。

今回、バイクで学生が飛び出してきたので避けたら転倒。接触はしていないので自損事故になったのだが、学生はそのままトンずら・・・・。こんな状況になり改めて保険の重要性を感じたので紹介したいと思う。

バイクは車両保険入っていないし、相手もいない。自分はひざをケガ。この状態では保険は使えるのか、使ったとしても等級ダウンするから使わない方が良いのか???改めて保険の契約内容が分かっていないことに気づく。

転倒したバイクは学生が手伝って起こしてから脇道に寄せる、近所の方が出てきて警察を呼んでくれた。その時には既に学生はいない・・・「何で帰したの?」と言われたが、知らない間に勝ってに帰ってしましった。「ここは学生の飛び出しが多いからね・・・」と。

ほどなくして警官が到着。警官:「体は大丈夫?」僕:「はい、大丈夫です!」警官:「ひざから血が出てるよ」僕:「あれ?気づかなかった」警官:「救急車呼ぶ?」僕:「後から病院行きますから結構です」と丁重に断り、事情聴取へ。

この場合、学生と接触していないけど帰したのは失敗だね~、と、警官から。未成年でも親に治療費は請求できるそうだ。と、言っても既にいないので仕方ない。今回は人身事故扱いにする?って言われたけど物損事故にしてもらった。というか相手がいない状態でも事故証明っているのか?と質問。

今は大丈夫でも今後何かあったら行けないので事故証明はあった方が良い、とアドバイス。自動車保険もケガしているから契約内容を確認した方が良い、と更なるアドバイスを頂く。

こんな感じで事故処理も終わり、バイクも動くので運転して家に帰宅。事故直後はアドレナリンが出るから痛みを感じないと言うが本当だった。

帰宅後は車に乗り換え、週末で病院も開いていないので、緊急外来へ。意外にケガの状態がひどく、6針縫うことになりました。この時点からだんだん痛くなり、翌日に痛みはピークに。それからだんだん回復に向かっています。

「搭乗者傷害」と「人身傷害」との違いは何ですか?

保険会社に相談したら運転中にケガした場合、「搭乗者傷害」と「人身傷害」が使えそうと分かりました。では何が違うのか?一番の違いは搭乗者傷害保険に限っては、保険金を受け取っても保険等級が下がらない。つまり翌年からの保険料がアップする心配もない、という事です。

人身傷害保険は保険等級が下がりますが、補償内容や金額が充実していています。となると、保険等級が下がっても支払われる保険金が今後の保険料以上になれば得じゃん、と思ったけど早計でした。

人身傷害保険は入院したりして仕事に行けなくなるようなケガが対象であって、仕事が行ける状態であれば一般的なケースとして支払われないとの事でした。僕の場合も請求してもNGとしょうと。今回は搭乗者傷害保険を請求することにしました。

この保険の特徴は、支払い金額は損傷部位によって一律に決まっている事、つまり一時金って事です。しかし、契約車に乗っているときの事故で「死亡やケガ」をした場合、搭乗者全員が補償されます(定員オーバーの場合は支払い拒否)。

しかも、事故の過失割合(賠償責任の割合)とは無関係。過失割合によって減額されることもない。車対車の事故はもちろん、単独事故でも補償され、損害額が確定する前に保険金が受け取れるという利点があります。

仮に相手が100%悪いもらい事故だった場合も請求でき、相手の保険からも支払われるため、二重取りのように思われるかも知れないが、そういった契約内容なので遠慮することはないようです。

とは言え、搭乗者傷害保険にも保険金の支払いには条件があります。個々の保険については確認して頂きたいのですが、僕の場合は180日以内に通院5回以上した時点から請求できます。

相手が悪い事故の場合、相手の保険金が支払われることが当然と思っていますが、無保険車だった場合泣き寝入りするしかありません。そんな時、搭乗者傷害保険の存在を知っていれば、十分でないにしろ補償は受けられます。

みなさんももう一度保険内容を見直してみればいかがでしょうか?本当は事故なんかに合わないことが一番ですが・・・早く治って!



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