ついに登場!VW508/509規格対応のエルフ製エンジンオイル「VSX 0W-20」徹底解説

輸入車、とくにフォルクスワーゲンやアウディの最新モデルに乗っている方の多くが悩むのが「純正オイル以外の選択肢がほとんどない」という点です。特にVW508.00/509.00という厳しい認証規格に適合するエンジンオイルは非常に限られており、これまで選べるのはMOTULやUnil Opalくらいしかありませんでした。

しかしこのたび、長年欧州車対応オイルを展開してきたelf(エルフ)が、ついにこの規格に対応した新商品「EVOLUTION FULL-TECH VSX 0W-20」をリリース。ポロAWなどのVW508対応車オーナーにとって、まさに朗報です。

エルフとは?プレミアムカー対応の信頼ブランド

elf(エルフ)は、フランスを本拠とする大手エネルギー企業「トタルエナジーズ」の潤滑油ブランドで、モータースポーツでの実績も豊富な老舗メーカーです。日本国内でもBMW、メルセデス・ベンツ、ボルボ、ジャガー&ランドローバー向けの高性能オイルを幅広く展開し、最新の認証規格を積極的に取得してきました。

たとえば、「EVOLUTION FULL-TECH APX 0W-20」はBMWの「LL17+」規格に、「EVOLUTION FULL-TECH VCX 0W-20」はMB229.72、VOLVO RBS0-2AE、JLR STJLR 03-5006に対応。輸入車ユーザーの信頼を得てきました。

待望のVW508.00/509.00対応!「VSX 0W-20」

そして今回、新たに発売されたのが「EVOLUTION FULL-TECH VSX 0W-20」。対応する主な認証は以下の通り:

  • VW 508.00 / 509.00
  • Porsche C20
  • Ford WSS-M2C956-A1

これにより、VWグループの最新エンジンを搭載する車両に安心して使用できるだけでなく、ポルシェやフォードの一部車両にも対応します。

なぜ認証規格は重要なのか?

エンジンオイルの良し悪しは、見た目や触感では判断できません。そこで、自動車メーカーごとに定められた「認証規格」が信頼性の基準となります。

例えば以下のような代表的な規格があります:

  • API(アメリカ石油協会)
  • ILSAC(国際潤滑油標準化認定委員会)
  • ACEA(欧州自動車工業会)
  • JASO(日本自動車技術会)

しかし、欧州車メーカーはこれらに加え、自社独自の厳しい認証試験を実施しています。VW508.00/509.00もその一つで、高い低燃費性、ロングライフ性能、エンジン内部保護性などを重視しています。

安心の1L缶パッケージでユーザーにも優しい

エルフは今回、従来の大容量缶から1L缶中心のラインナップに刷新。その理由は、輸入車の多くが「徐々にオイルを消費する」設計になっており、ユーザーが自分で“注ぎ足し”できるようにするためです。

しかも、スチール製のスクリューキャップ缶なので、日本の一般ユーザーにも扱いやすくなっています。整備工場に頼らず、自分でこまめにオイルを補充したいオーナーにとっては、非常にありがたい改良です。

VW純正オイル以外の選択肢が増える意味

これまでVW508/509規格対応オイルは、VW純正品や一部の欧州製高級オイルに限られていました。価格も高く、入手も難しいという声も多くありました。

エルフ製品の登場により、信頼性はそのままに、より購入しやすいルートや価格帯で手に入るようになったことは、輸入車オーナーにとって非常に大きなメリットです。

まとめ|エンジンを守る正しいオイル選びを

エンジンオイルはクルマの血液とも言える存在。間違ったオイルを使えば、性能低下や燃費悪化はもちろん、最悪の場合エンジン破損の原因にもなりかねません。

  • elf「VSX 0W-20」はVW508/509認証取得の信頼できる新製品
  • 1L缶での扱いやすさは輸入車オーナーの強い味方
  • 認証規格を重視することで、トラブル時もメーカー保証の対象に

エルフの新しい選択肢で、愛車のエンジンを長く、大切に使っていきましょう。フォルクスワーゲンやアウディのオーナーだけでなく、ポルシェ、フォードの一部ユーザーにも、ぜひ検討していただきたい一品です。

FavoriteLoadingこの記事をお気に入り